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研究室の紹介
野生動物の保全のための解決策を自らの足で山や森を歩くことで、自然の中にある答えを探し出します!
私たちの研究室では、生き物が本来持っている生態系における役割や機能(生態系サービス)を野外調査や飼育観察を通じて1つずつ明らかにしていくことで、動物と自然と人の関係がより良くなるような研究を目指しています。
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岡山県や琉球列島に住んでいる野生動物(主に哺乳類・鳥類)の生態を1つずつ明らかにしていきます。
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野外調査や飼育実験を通して、その生き物が持つ生態系機能(役割)を明らかにします。
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自ら現場で調査し経験したことを大切に考え、その上で動物の生態に基づいた保全と人との共存方法を提案します。
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動物の暮らしぶりを見つめなおすことで、我々自身がより良い生き方を学ぶ努力をします。
キーワード:
動物保全学、動物生態学、生物多様性、生態系サービス、哺乳類、オオコウモリ類、獣害対策、市民調査、生物文化多様性、希少種保全、フィールドワーク
<研究室へ入る前の準備>
1. 野生動物の研究はとにかく時間がかかります。特に寿命の長い哺乳類の暮らしぶりを知りたいと思えば、少なくともその
個体が生まれてから死ぬまでを見てみないと、確かなことを言うことはできません。最低でも一年を通した卒業研究を
行うためにも、1~2年生のうちから準備(予備調査)を始めましょう。
2.大学内の友人達と何度もディスカッション(議論)しましょう。学んだ知識を自分のものにして自由自在に使いこなす
には、単なる暗記ではなく、自分の中で理解しなおして再構築する必要があります。自分と同等、もしくは少し上の知識
をもった人とお互いの考えをぶつけることでようやくその技術が身につきます。
3.野外で野生動物の研究をしたい(フィールドワーク)と考えている人は、地図の読み方、山の歩き方、動物への近づき
方、天気の読み方、鉄砲水やクマなどの危険を回避する方法など、実際に調査を始める前に身につけるべき技術がありま
す。少しでも慣れておくために、早いうちから4年生の調査のお手伝いなどを積極的に行ってください。
4.生態学、行動学、保全学などの単位はなるべく取っておいてください。さらに、下記の本などで、自分で勉強しておく
必要もあります。
「動物生態学 新版」嶋田正和・山村則男・粕谷英一・伊藤嘉昭 著、海游舎、 2005年 (ISBN: 4905930464)
「行動生態学 原著第4版」デイビス・クレブス・ウェスト 著、野間口眞太郎・山岸哲・巌佐庸 訳、共立出版、2015年 (ISBN: 4320057333)
「保全生物学 生物多様性のための科学と実践」Andrew S. Pullin 著、井田秀行 [ほか] 共訳、丸善、2004年 (ISBN: 4621074261)
まずは自分の足でフィールドへ!
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